他社がやってるからうちもって形で始まったテレワーク。
職場にあって自宅にない機器だらけで、イライラしませんでしたか?
全員の言い分を聞くとキリがないのは分かりますが、ないものを自費で買いそろえていたら、まるっきり従業員が不利ですよね?
10万円の給付金を自宅のプリンター購入に充てるってニュースで見て、日本の会社員はモノ言えないんだなぁと悲しくなってしまいました。
無情にもテレワークを言い渡された研究員の悲劇
ベンチャー企業で研究職と事業開発職を兼任している会社員です。
現在35歳で独身で一人暮らしをしている男で、仕事を中心にして生活を作り上げてきています。
私がテレワークを始めたキッカケは、もちろん皆さんご存じの緊急事態宣言。
緊急事態宣言の発令を受け会社としても本気でテレワークを取り入れざるを得なくなりました。
私は研究所の勤務で、狭い空間に大勢の研究職の人が集まっているので、まさに3密です。
感染リスクを下げるために、間引きをする方針が立てられました。
その白羽の矢が立ったのが事業開発部を兼任していて私で、自宅でもできる業務が多いはずだからテレワークで良いって判断が下されました。
加えて、研究所には立ち入らないことと指示されました。
正直アホみたいな振り分け方をされ自分だけ村八分状態に腹が立ち、怒りを通り越してもう呆れって感じ。
流石に、自宅に研究室を作ることはできませんよね?
何考えてるんだよ?うちの上司どもは?って怒りと呆れが交互にやってきて、仕事どころじゃないよな…と諦めるしかありませんでした。
テレワークを始めたが備品がそろわず無駄に消耗した
実際にテレワークを始めてみると、予感はぴったり的中。
オフィスで働けなくなったのが原因で、仕事を放りだしたくなるほど業務が進みません。
勤め先には契約の締結に関わる書類を普通に整えていますが、自宅には当然ありません。
それでも自宅で作れとのお達しなので、やってはみましたが自宅には複合機がありません。
プリントアウトするにはまずコンビニで印刷する必要があり、それを封筒に入れて自分で上司に郵送しなければなりませんでした。
もっと大変だったのがハンコ問題。
捺印のやり取りもなんと郵送です。
最先端の研究やってるのに、せめて電子印鑑導入しろよ~ってツッコミ入れてしまいましたが、デジタルだと不正が起こりやすいからって、上司からの間違った回答にズッコケ。
上司から社員を押した原本が返送され、またしてもコンビニに行ってスキャンしてこなければなりません。
これでようやくメールで先方に覚書を送ることができる状態ですが、普段なら1時間で終わる作業に1週間もかかって流石に効率悪すぎて疲れました。
先方も緊急事態なので時間がかかることは承知してくれていますが、たったこれだけの作業にこれだけの労力をかける必要があるのか疑問でしかありません。
ただ、会社員として業務として命じられていることなので、従うしかありません。
上司からも時間と労力をかけていいとの命令が出ているので、そこは安心しきっていますが…
ダメもとでテレワーク機器の経費購入を上申してみた
書類のやり取りに関してのストレスが大きく、時間もかかってしまうのは大きな問題ですよね?
日本の会社員の生産性が悪いと言われていますが、本当にうちの会社効率悪すぎ!!
時差出勤なんなり考えつかなかったのか?
かろうじて思いついた解決は自宅のオフィス化でした。
といっても、複合機を買いそろえるだけの簡易的なもの。
全部は無理にしても、できるだけ近い環境を自宅に作ることができえれば解決できると考えて上司に相談。
ただ、いつまで続くかわからないテレワークのためだけに、無駄な経費を使えないって会社の事情ももちろん分かっているつもりです。
そこで必要最低限、複合機あるいはプリンターとスキャナーがあるだけで全然違うことを上司に伝えました。
すると翌日には、テレワーク期間中に限り経費でレンタルして良いとの回答。
上限額は決められたものの、そこそこ良い複合機をレンタルでき、まんざらでもないとウキウキ。
ずっと自宅とコンビニの往復になっていた私の心が、少し晴れた瞬間でした。
皆さんも、自費ではキツいでしょうから、ダメもとで上司にかけあってみてはいかがですか?
無情にもテレワークを言い渡された研究員の悲劇まとめ
最後に要点をまとめておきます。
- 研究員なのにテレワーク組に振り分けられた
- 自宅に複合機がなく自宅とコンビニの往復にウンザリ
- ダメもとで複合機のレンタルを上申して通った