今回の騒動で今まで当たり前だったことが崩れ去りましたよね?
例えば、出社するために満員電車に揺られて2時間3時間は当たり前。
それが会社員という存在だったんですから。
面接も然りですが、オンラインの世界だけで完結する新しい形も出始めているようです。
- テレワークに踏み切った場合に起きる障害を事前に予想
- テレワークで1日8時間働くのはそもそも生産性に欠ける
- 採用をテレワークだけで完結させたら意外と好評だった
- テレワークで露呈した生産性の低い社員の行方まとめ
テレワークに踏み切った場合に起きる障害を事前に予想
こんにちは!教育関係の会社で働いているerieと申します。
現在42歳の女子です。
勤めているのは小規模な会社で、仕事は社長秘書や、人事・経理などバックオフィス全般と多岐に渡ります。
一言でいうと、広く浅く何でも屋の私。
テレワークは以前から会社の制度とし存在していました。
しかし、私の仕事だと、日常的に契約書やら請求書やら紙の書類を扱うことが多く、その関係で会社の印鑑を押す必要もあって、ほとんどテレワークできる環境にはありません。
あと社長のお世話?といいますか、社長が出社している時に仕事やアポイントの確認をしたりも仕事の一環なので、そういう意味でもテレワークへの切り替えが難しかったのが理由ですね。
ところが今回の騒動の影響で、会社として一気に全員をテレワーク体制に変更。
事前に、社長と一緒にテレワークに踏み切った場合どんな支障があるのか?を洗い出し、どう解決すべきかを検討したうえで社内にアナウンス。
でも正直な話、当時はここまで長引くとは思っていなかったし、起きるだろう現象も十分に想定できていなかったので完全に手探りで始めたこと。
ただとにかく社員の命や健康を守ろう!会社をクラスターにしないようにしよう!という一心で舵を切りました。
世の中的にもテレワークがニュースになり始めたタイミングだったので、おそらくかなり早い段階で良い判断を下せたんじゃないでしょうかね。
テレワークで1日8時間働くのはそもそも生産性に欠ける
テレワークを開始して一番難しく、かつ興味深かったのは仕事の質と量について。
私は新卒から今に至るまでの約20年間、ずっと正社員いわゆるサラリーウーマンをやってきましたが、その間ずっと気になっていたのは「なぜ1日7時間とか8時間働かないといけないんだろう?」って疑問。
こんな変な疑問を持つ人は少数派かもしれませんが、結構マジメにです。
なぜなら自分の性格上めっちゃ集中して仕事できるのって、1日1時間とか2時間とか?もちろんそれ以上にハマってのめり込むこともありますが、毎日7時間とか8時間って無理だよー。
皆さんも同じように考えていませんか?
つまり私の中では、働くのが1日4時間くらいでも8時間でもアウトプットの質ってほぼ変わらないってのが常にあったんですね。
でもこれはある意味真理で、新卒の時はそんな概念言われてなかったけど、ここ最近は生産性とか効率とかってワードが当たり前のように連呼されるようになってきました。
ただ、日本人の働き方にはまだまだ浸透していない部分があるから、時間で働いてる人も多いのは事実。
我が社も同様。
テレワーク制度があるにもかかわらず、出社することが正義だ!と言わんばかりに、往復3時間もかけて出社してくる人が当たり前の世界。
そういう、時間で働く人と、目標や成果を目指す働き方をしていた人の差が、ハッキリくっきりと明るみに出てしまったような気がします。
驚きでしたね。
最初は業務命令だからって何も思いませんでした。
だけど毎日が遠隔操作になっていくと、会社で会うことも無いから雑談のようなコミュニケーションは激減。
必要な人を選んで話したり仕事を進めるようになり、結果として毎日真面目に出社していたものの何をしていたのかわからなかった人は、さらに何をしているかわからなくなりましたよね?
誰からも声もかからない。
自分からもアウトプットしないから謎は深まるばかり。
そんな積み重ねにより、社長から、○○さんと○○くんは騒動後にはもうリストラかもね、という話が出てくるようになりました。
おそらく完全テレワークにならなければ、なんとなく存在感で働けていた人がそうでなくなってきたんです。
怖い話です!
採用をテレワークだけで完結させたら意外と好評だった
私は人事も兼任しているので、テレワークして初めて分かった先ほどの現象にはだいぶ早い段階で気づいていましたし、そしてどうしたら解決できるのか?考えました。
解決といっても、実際に生産性が低かったものの今までなんとなくやりすごしていた人の場合は、もうどこかのタイミングで終了だとは思いますが…。
その一方でこのテレワークはいつまで続くかわからない。
だとすると、会社が存続していくために、しっかり質で仕事をできる人の比率を増やす必要があると思いませんか?
そこで、遠隔操作には遠隔を!という作戦を決行。
今、多くの会社は採用活動をストップしています、実際に面接などで会うこともできないからです。
私も最初は躊躇がありました。
だけどよく考えたら、いつ収束するのかわからないのに待っていてももったいないなと。
むしろ遠隔で採用した人のほうが、テレワークに活かせるのではと考えたわけです。
一度も会わずしてお互いに意図を汲み取り、一緒に仕事しましょうとなったのですから、実際会うよりも強いのでは?と。
というわけでこの作戦を3月に実行し、いまだ一度もお会いしていない方と働き始めました!
正直不思議な感じです。
画面越しに顔しか見たことがないので、この人どのくらいの身長でどんなスタイルなんだろう?って想像しちゃったりもします。笑
それはさておき、会っていないのに画面越しやチャットのやりとりレベルで十分にお互いの意思疎通が成立します。
それはそうですよね!
会わずしてそだけでマッチングできたので。
彼のおかげで会社としての仕事の質も上がってきたのでここから2人目、3人目とどんどん増やす予定です。
逆の発想により、仕事が楽しくなりました!
テレワークで露呈した生産性の低い社員の行方まとめ
最後に要点をまとめておきます。
- テレワークで起こる障害を社長と協議した
- 生産性が悪い働き方に以前から疑問を呈する
- テレワークで採用した社員が好評を得ている
突然始まったテレワークがきっかけですが、オンラインだけで完結する採用活動は今後も加速しそうな予感がしますよね?
私たちが想像できなかった世界が、今後待ち受けているのかもしれませんね。
時代に置いて行かれないよう頑張りましょう!