猫も杓子もテレワークって状態は、とりあえず終わりましたよね?
緊急事態宣言が緩和されて、多少落ち着きを取り戻したかに見えますが、裏の裏ではまだまだ混乱は続いているようです。
未だお客様と濃厚接触してしまう美容院は、テレワークを続行中。
どんな問題が浮上しているのでしょうか?
- 濃厚接触せざるを得ない美容師がテレワークに挑戦
- テレワーク中に息子が話しかけてきて仕事にならない
- 一方的に上から命令するのではなく意見を聞いてほしい
- 美容師が果たしてテレワークやりきれるのか不安と葛藤
濃厚接触せざるを得ない美容師がテレワークに挑戦
はじめまして。山口県で美容師をしている38歳女性です。
私がテレワークを始めなければならなかった理由は、美容師という仕事がお客様との濃厚接触せざるをえない職なので感染させてしまうリスク避けるため。
急遽、店舗が休業となり、自宅で「お客様のお悩み相談窓口」、書類作成として勤務することになったためです。
多くの電話がひっきりなしに鳴るのではないものの、自宅には手のかかる8歳の息子がいるため3食の用意と宿題や勉強を見る必要があります。
大きくなったとは言え、事あるごとに話し掛けてくる息子がいる中で電話対応がしっかり行えるのか心配でしたね。
それに、美容ジャンルは実際に施術したり、お客様にみていただきながらのアドバイスが多いため、はたして電話でアドバイスが通じるのか、的確に口頭で説明ができるのか?
最初から「絶対に無理だ」って消極的な思いで一杯で胃が痛かったです。
テレワーク中に息子が話しかけてきて仕事にならない
テレワークを始めて、やはり息子の相手にかなり苦戦した形です。
「お互い15分間集中して、質問があったら15分後に聞いてね」と具体的な時間を設けたもの、これは全く効果なし。
質問をしてこないとしても、分からないところがあるのかずっと「う~ん」「わかんない~」のうめき声が聞こえてきて私のイライラは限界寸前。
しまいには、書類を作成している私の横をうろうろと歩き回る始末。
できるだけ時間内は視界に入っても無視していたのですが、それも毎日何回も繰り返されるとイライラが限界点突破。
せっかく集中していたも、「お腹がすいた」と言われれば、中断してご飯作りに向かうよりありませんよね?
もしご飯を後にすればしただけ、「お腹すいた」と頻繁に繰り返されるだけなのは目に見えています。
恐れていた「お客様相談窓口」としての電話が、よりによってパスタを茹でているタイミングでかかってきた時は、さすがに慌てました。
そんな中、「こないだヘアカラーをした翌日から頭皮に湿疹が出てかゆい。いつもと同じ毛染めを使ってもらってるはずなのに、なぜ痒くなったのか」って相談内容。
体調やアレルギーによって、ヘアカラーによるかぶれが起こることもあるので、本来でしたらご来店いただいて状態の確認するべきことろ。
しかし、濃厚接触を避けるための休業中で対応は出来ません。
症状を聞いて、今までの経験から推測した結果は「皮膚科への受診をお勧め」
お客様自身も、皮膚科への受診を考えていたようなのですが、あらためて美容師側から勧められて、決心がついたようです。
一方的に上から命令するのではなく意見を聞いてほしい
書類仕事は、いっそ息子が寝付いてからでもできると割り切ってしまえたのですが、電話対応だけはいつかかってくるのか分かりません。
回数自体はそう多くないので、「電話の時はお仕事優先」と息子には再三伝え、多少は分かってもらえたようです。
ただ、いつかかってくるか分からないストレスが消えることはありません。
着信音が鳴るたびに、ビクッと大げさなくらい体が跳ねてしまいます。
上司に「せめてホームページで時間帯の指定をしてほしい」とかけあいましたが、「それじゃあかけたくてもかけられないお客様が出てくるかもしれないじゃないか。」とそっけない回答。
このままでは何も変わらず押し付けられたまま。
せめて店舗の営業時間のみにしてください。営業時間外になればそもそも電話をかけてきてもスタッフは居ないわけですから、同じじゃないですか?
今だけ24時間対応はおかしいですよと再度かけあい、なんとか営業時間外は電話の電源を切っても良い形になりました。
交渉していなかったら、そのまま24時間で電話番をしていたかと思うとぞっとしてしまいます。
いくら頻度が高くないとは言え、必ず対応を求められて
いる以上は拘束されていることに変わりは無いのですから。
美容師が果たしてテレワークやりきれるのか不安と葛藤
- リスクが高い美容師だけにテレワーク
- 事あるごとに話しかけてくる息子にイライラ
- 店舗で働くよりも待機時間が増えイライラが爆発